「ティラノトランスレーター」は
ティラノスクリプトやビルダーでつくられたノベルゲームを
海外版にローカライズするのをサポートするツールです。
無料ですべての機能を利用でき、商用・法人での利用も可能です。
このツールを活用した翻訳コンテストなども開かれています。
>>IGDA、第一回日英ゲーム翻訳コンテスト「LocJAM JAPAN」を12月9日より開催!
>>LocJam 公式サイト
ゲームからテキストを抽出してファイルに変換後、エクセルなどで翻訳したあと
ゲームに反映してビルドすることができます。
UTF-16で変換されますので、あらゆる言語で相互変換できます。
(例)
次のリンク先から、ダウンロードして入手して下さい。
インターフェースは、日本語と英語の2パターンが用意されています。
>>ティラノトランスレーターを入手する
それでは、translator.exe(macの人はtranslator.app)をダブルクリックしてツールを起動します。
起動したら、「プロジェクト選択」をクリックしてください。
すると、ファイル選択ウィンドウがひらきますので、
プロジェクトのindex.htmlを選択します。
プロジェクトを設定できましたね。
それでは、ローカライズ(翻訳)作業を実際に行ってみましょう。
画面の左側(①)のリストは、シナリオファイル一覧です。
翻訳したいシナリオを選択してみましょう。
すると、右側(②)にテキストが抽出して表示されます。
ここに、対応する翻訳を入力していきます。
画面左下の「翻訳して最初からプレビュー」をクリックして下さい。
翻訳されたゲームの動作確認がすぐに行なえます。
「キャラ」タブを選択すると、登場するキャラクター名が一覧で抽出されているので
同じように翻訳を入力します。
文章以外に翻訳したい部分があるかもしれません。
例えば、選択肢やボタンの文字などです。
その場合、「タグ登録」のタブを選択して下さい。
ここに翻訳対象にしたいタグとパラメータを指定しておくと、翻訳画面に抽出してくれます。
デフォルトで、glink、ptext、link タグは登録されています。
例えば、自分で作ったマクロ
[mymacro value="ここを翻訳したい"]
みたいなタグがあったとすると、ツールの「追加」ボタンを押して
tagに「mymacro」 、parameterに「value」を登録しておくと「ここを翻訳したい」が抽出できます。
ツールの画面上で作業する以外に、一旦CSVに書き出して
エクセルなどで編集することもできます。
・ゲームのテキストを1つのCSVファイルにまとめる
・シナリオファイルを個別にCSVファイルにする
の2通りの方法が用意されています。
インポートとエクスポートは画面左下のボタンで行います。
■「CSV Export」「CSV Import」
選択されているシナリオ毎にCSVを生成します。複数選択も可能。
■「CSV Export as Single File 」「CSV Import from Single File」
ゲーム中のテキストを1つのファイルにして出力できます。
取り込んでからプレビューして下さい。
CSVファイル形式はUTF-16 BOM付き のタブ区切りです。
「その他」タブを選択して、「ゲームをパッケージングする」をクリック。
ここから各環境用にパッケージングすることができます。